−ミフラー、ミポロ、ミーテミーテ。この三点はもう商品化されているのでしょうか?

ミポロは商品化というか、施設では使っています。<松岡>
だんだん改良されているので、その段階でいつくか使わせてもらっています。<安井>
ミポロはまだ改良の余地があるということで、まだ一般には販売されていないと思います。<松岡>
−介護用品というのとユニバーサルデザインというのではイメージが違うんしょうか?

もともとは介護用品でも使い心地のいいものを、さらには一般の方にも使えるようなものをと言うことで始まったんです。介護用品というとファッション性がなくて、いかにも施設で着てますというような暗いイメージがあると思うので。そういうイメージを変えていこうということですね。<松岡>
うん。いまはそういう流れにあるとおもいますね。<安井>
−消費者として、この会に参加されるようになった経緯と、参加されてみての思いはどうですか?

肌にいいのは綿かな・・・ぐらいで、繊維のことは全くわからないので、ここで開発されたものを自分たちの施設で実際に使ってみてどうか、と言う意見を出してきました。
ここは使い勝手が悪いのでこう変えたらどうかとか、そういう意見をこの部会で取り上げると言う形で今まで進んできています。<安井>
−例えばどういう点ですか?

ミポロで言うと、片手でつけたりはずしたりが出来るように大き目のボタンをつけるとか、ボタンをつけるところの長さを一般のものより長くとっていたりするところ。あと、ラグラン袖になっているんですが、袖がどのくらいの広さがあれば脱ぎ着がしやすいか、特に腕を通すよりも抜くほうが高齢者の方には難しいので、ご自分で脱いだり着たりしやすいのはもちろんですが、お手伝いする私たちにも楽なものをと言うことで意見を出しています。意見が出ると、じゃあ次回はそういうふうに作ってみようかという形で、私たちの意見がわりとダイレクトに反映されますね。<松岡>
自分が使ってみての意見だけでなく、施設でモニター的に何人かのお年寄りの方にいろんなサイズを着ていただいて、どうかと言うことですね。それから色も何種類かあったので、どういう色が好まれるのかっていうのも考えました。<安井>
モニターとしての商品としては、去年の冬ごろにトレーナーとズボンのセットがありました。このズボンは股上が深くなっていて、オムツをされる方用に後ろが特に長くなっています。このズボンは今現在も施設で使っていますが、とても使いやすく、きっと着ている方も着心地がいいんだろうなと。早く完成して商品化して欲しいと思っています。<松岡>
−今までにもそういう介護用の商品はあったと思うんですが、今までのものとはどう違うんですか?

専門的な雑誌とかカタログとかではよく出ているんですが、介護用品はやっぱり経段が高いので手が出ないんですね。だから普通のお店に行って、その方よりはちょっとサイズの大きいものを選んだりして対応していました。うちの施設ではその方専用と言うか、そういう方たち専用というかたちでは買っていませんでした。<松岡>
うちでは、介護用品の会社とつながりがあるので、取り寄せて使ったりすることはあるんですが、長い期間使ってみるとどうかな?というところもありますね。市販の服よりは使いやすかったり着易かったりするんですが、コストとかね合わせてみたときに・・・<安井>
やっぱりコストですよね。<松岡>
−コストの面に関しては、この商品は他のものに比べて高いと言うことは?

今のところは配慮していただいています。価格の面にしても私たちの意見が反映されていると思いますね。あまり高かったら洗い換えとか交換が難しいということになるから、企業の方は繊維のことを言われるんですが、こういう繊維を使えばコストはこれだけかかるとか考えていただけます。どんなに良い繊維を使っても価格が高ければ、使うほうの家族やお年寄りの方には近寄りがたいと思います。私たちが買うのであればまだいいんですが、お年寄りの方とか、いいものでもこんなに高いんだったらちょっと・・・ということもあるだろうし。<安井>
−品物的にはどうですか?ひとつひとつ丁寧に検討していっているという感じはするんですが?

ミポロなんかは長いですよね。<松岡>
ひとつ出来上がってみても、話し合いの中で次に検討するべき課題が見えてきたり、やっぱりもっと上を目指そうという気持ちがあるんですね。<安井>
− 自分の意見が商品に反映されているんだ、というところにこの会に参加する意義みたいなものを感じられているんですか?

でも、メリットとデメリットを考えるとすぐに答えは出ないと思うんですよ。私たちにしてみれば、私たちがここに来て会議に参加しているということで、すぐに私たちの職場にそれが届けられるかということではないですから。私たちは職員なので、上のほうから行ってきなさいといわれて、出張してきているので。<安井>
−津山の取り組みは他の地域に比べてすごくまとまりが良くて、それが特徴なんだなと思うんですが。

どんなでしょう?<松岡>
ここに参加したときにはそれほど思わなかったんですが、地域を活かしていくというか、活力あるというか、何かをしていかなければいけないという気持ちが感じられるんです。だからまとまるというか、自分たちでという結束の気持ちになるんだと思います。<安井>
−この会がこれからもっとこういう風になったらいいなとかありますか?

そうですね、こうやって着実にひとつひとつ製品が出来上がっていっているので、今までのような形で、みんなの意見を取り上げながら、着実に製品が完成していって。この美作から発信できたらいいなと思いますね、地元としては。<松岡>
−製品の名前に美作の「ミ」がついているのもそういう理由なんでしょうね。「美作発信」ということが重要なんでしょうね。

そのためにも、もう少し参加してくれる企業が増えるといいですね。<安井>
人数的には今ぐらいの人数でもいいと思うんです。話し合いにはちょうど良い人数ではないかなと。<松岡>
−これからこの会に期待すること、この会の課題とかありますか?

私たちからしてみれば、もう少し施設の方が増えればいいなと思います。自分たちの施設は知っているけど、他の施設のやり方とかを聞いてみたいですね。そういうことからこちらに情報提供できるところもあるだろうし。」<安井>
そうですね。ただ参加するにあたっては、安井さんもそうだろうし私もそうなんですが、施設的には人数が厳しいんです。ここで話をすることはいいことなんだろうし、大切なことなんだろうけど、仕事をおいてここにくるっていうのが難しくて、参加できないときもあるんですね。そういうところでは、時間の調整が難しいというのはありますね。<松岡>
−
製品に関して、こういうものがあったらいいと思うものはありますか?

いまこの会で、ズボンが試作されていると思うんですが、ズボンはあったらいいなと思いますね。<松岡>
そうですね。上に着るものってけっこう市販のもので代用できたりするんですけど、ズボンは欲しいと思いますね。市販のものはおしめ体型に合っていないとか、車椅子に乗ったらすねがのぞいちゃったりとか。ズボンは早く形になって欲しいと思いますね。あったかくてはきやすいような。<安井>
−
アルネ津山で販売していると言うことですが、販売方法に関しては何かありますか?

私たち職員でもどこに売っているかよくわからないので、一般の方にはもっとわからないとおもいますね。アルネはもちろんなんですけど、大きなところではウエストランドとノースランドっていうのがあるんですね。そういうところでも販売していけばみんなにもわかりやすいかな思います。でもそういうところに出しちゃうと価格が高くなってしまうと聞いたので、難しい問題だなと思います。アルネならアルネでいいんですけど、アルネを中心にもっと活性化していかないといけないと思います。<松岡>

お忙しい中、本当にありがとうございました。