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「つやま新産業開発推進機構」の産学官連携への取り組みを伺うために岡山市内から車を走らせること約1時間半の津山市中心部津山圏域雇用センターへ行ってまいりました。



それでは薮木さん今日はよろしくお願いします。
では最初につやま産学官連携の歴史を教えてください。

平成8年に津山地域産業振興を目的とした「つやま新産業開発推進機構」が発足し、産学官連携を産業活性化策の柱にしました。
津山は以前から数グループの異業種交流会や企業の駆け込み寺としての津山高専技術交流プラザが有り、産学官連携の素地は出来ていたと思います。
平成11年に美作女子大学技術交流プラザを造り、繊維・縫製分科会、食品分科会、生活科学分科会、少し遅れて福祉・環境デザイン分科会に別れ産学官が交流しながら連携による商品開発や技術開発への取り組みをしてきました。

なるほど。では薮木さんはどういう役割をされているのでしょうか?

私は以前某企業で34〜35年間ビジネスの厳しさを経験してきました。
その経験を産業振興に役立てたいと思っています。
特産品造りなどが趣味のモノづくりに終始しないよう、事業化への夢と努力と厳しさの養成の一役を負えれば、と思っています。
また、企業強化対策としてコア技術の注力とため、企業同士の経営資源の相互補完や情報の共有化も大事な仕事です。
繊維縫製業、袋物バッグ業界、食品製造業、ステンレス加工業など100社以上の企業に声を掛けました。

すごいですね。しかし、まとめるというのも大変ですね。

業種によっては同業種交流が難しい場合もあります。
しかし、これからはオンリーワン的業態でないと経営を続けることが難しいことは企業の皆さんも良くご存知で、コアになる技術や商品がない企業は連携やグループによる強みを見出そうとしたり、連携やグループからコアになる技術や商品を見出そうと努力されています。


具体的にはどんな商品ができたのでしょうか?

食品関連だけに例をとって見ますと、「津山地域食品製造異業種交流会(TSK)」では健康食品開発を目指して、鳥取県境港で水揚げされる紅ズワイガニの甲羅から抽出したキチン・キトサンや紅麹に注目して商品開発に取り組みましたが、グルコサミンだしパックがひざ痛防止に大変効果があるとの評価を消費者から受けており、愛用者が増えてヒット商品になりつつあります。
地元産品を利用した特産品開発に「美作女子大学技術交流プラザ食品分科会」・地元の婦人交流グループ・津山市農林振興課・津山農業改良普及センターなどが合同で取り組んでいますが、津山産の大豆を使った大豆ふりかけ、豆腐(滝のしずく)、地元特産の山の芋を利用した山の芋焼酎、お好み焼きの粉、津山ラーメン、あんぽ柿、トマトケチャップ、蕗の佃煮、年末には試験販売する予定ですが山ののりなどが有ります。
今後は、このような開発を進めながら、「地産地消」をテーマに食品加工業振興策を打ちたいと考えています。

健康食品にテーマを絞るというのはいいですね。鶴山公園の桜もありますしね。学の取り組みとも重要なんですか?

津山地域は研究施設や研究開発の人材が整っている企業はわずかでどうしても学の支援が必要です。
学側も地域支援や地域貢献に力を入れてくださるようになって来ました。また、学生の卒研のテーマに今携わっている連携事業を取り上げてもらっている例もあります。

今後が楽しみですね!今日はどうもありがとうございました。

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